あなただけの髪飾りを、大切な日に間に合わせるために
✿成人式における髪飾りの伝統的な意味
成人式で身につける髪飾りには、ただ華やかに装うというだけでなく、実は古くから受け継がれてきた深い意味が込められています。
日本では、古来より髪は「魂が宿るもの」と考えられ、大切に扱われてきました。その髪を飾ることは、厄を払い、災いから身を守る「お守り」のような役割を果たしていたとも言われています。
また、髪飾りは少女から大人の女性へと成長する節目にふさわしい、「変化」と「成熟」の象徴でもあります。華やかな色やかたちは、その人らしさや個性、そしてこれから花開いていく未来をそっと後押ししてくれるような存在なのです。
✿現代の髪飾り
現在の成人式においても、髪飾りはとても大切な役割を果たしています。
それは、昔ながらの伝統を大切にしながらも、自分らしさや今の感性を表現できる、「伝統と個性の融合」としての魅力があります。
また、振袖や袴などの装いと髪飾りとの調和もとても大切で、トータルコーディネートの中で、全体の印象を引き立てる大切なアクセントになってくれます。
何より、成人という人生の大きな節目を迎えるこの日が、かけがえのない思い出となるように
髪飾りは、その特別な瞬間を華やかに彩ってくれる、心に残る装飾のひとつです。
最近では、和風はもちろん、洋風のデザインやナチュラルな雰囲気のものまで、選べるスタイルもぐんと広がりました。だからこそ、自分らしさを表現できるアイテムとして、若い方々にとっても、ますます大切な存在になっているのだと思います。
晴れの日を、より自分らしく、より美しく。
そんな願いを込めて選ぶ髪飾りは、きっと一生の宝物になるはずです。
ajugaの髪飾りの選び方
✿振袖との調和
普段のお洋服選びなら、「自分にはこれが似合う」「こんな雰囲気が好き」と、なんとなくわかるもの。でも、和装・・特に振袖になると、色や柄、帯や小物の合わせ方に悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな中で、意外と後回しになりがちなのが「髪飾り」。でも実は、お顔のすぐそばで印象を大きく左右する、着こなしの仕上げともいえる大切なアイテムなんです。
髪飾りを選ぶときのポイントは、振袖の中でも“メインカラー”ではなく、柄の中にさりげなく使われている“サブカラー”や、自分の「好き」を感じる色味を選ぶこと。そうすることで、全体に自然な調和が生まれ、ぐっとおしゃれに見えてきます。
✿一点物ならではの魅力
ajugaの髪飾りは、すべてが一点物。
同じものはひとつとして存在しない、世界にたった一つの特別な髪飾りです。
店頭に並ぶ作品もすべて心を込めてお作りしていますが、ご希望があれば、お時間をいただいてのオーダーメイドも承っています。振袖の色や柄、当日のヘアスタイルや雰囲気、お好みのテイストなどを丁寧にお伺いしながら、“その方のためだけの”デザインをご提案しています。
成人式という大切な節目の日に、ただ「かわいい」だけじゃない、自分らしさがきちんと表現された髪飾りを身につけてほしい。
そんな想いを込めて、ひとつひとつ丁寧に、手作業で仕上げています。
「えっ、これ本当に手作りなんですか?」と驚かれるような、個性がきらりと光るデザイン。
「あなたらしいね」と声をかけてもらえるような、特別感のある存在感。
そのすべてが、一点ものだからこそ叶えられる魅力です。
華やかに、でも決して派手すぎず。上品に、でも埋もれない。
その人らしさをそっと引き立てる髪飾りが、きっと特別な一日を、心に残る思い出にしてくれるはずです。
晴れの日にそっと寄り添い、ずっと大切にしたくなるような髪飾りを
ajugaが心を込めてお作りします。

✿好きな様に組める単体デザイン
写真の髪飾りは、すべてのパーツが一本ずつ独立しているため、お好みに合わせて自由に組み合わせて使うことができます。
たとえば、お団子ヘアにぐるりと沿わせるように配置すれば、華やかさがぐっとアップ。片側のフェイスラインに沿わせて、三日月のように優しく流れるように飾れば、上品でやわらかな印象に仕上がります。
また、成人式だけでなく、夏祭りや花火大会など、浴衣に合わせて数本だけをシンプルに使うのも素敵です。
雰囲気に合わせてアレンジできるので、特別な日も、ちょっとしたお出かけの日も、何度でも楽しんでいただけます。
一点ものだからこそ、使うたびに新しい表情を見せてくれる
そんな髪飾りです。

✿ 簡単につけられる、華やかクリップタイプ
「お着物に負けない、華やかさがほしい!」
そんな方におすすめなのが、こちらのボリューム感のあるクリップタイプの髪飾りです。
パチンと留めるだけの簡単装着なので、ヘアアレンジに不安のある方や、着付けの時間が限られている方にも安心。しっかり留まりながらも、髪を引っ張らず、着け心地もやさしいのが魅力です。
写真のように、ショートヘアにもふんわり映えるデザインで、髪の長さを問わず華やかに仕上がります。
顔まわりがパッと明るくなり、写真映えも抜群。成人式だけでなく、卒業式、結婚式など、思い出に残る特別なシーンでも活躍します。
特に、成人式で使った髪飾りを、数年後の結婚式で“もう一度身につける”というのも、とても素敵なストーリー。
人生の大切な節目をつなぐ、思い出のアイテムとして、長く大切にしていただけます。
大人になっても、ずっと心に残る髪飾り
そんな存在を、ajugaが心を込めてお届けします。


ajugaの髪飾りが選ばれる理由
✿不安にならない様、作成途中をお伝えします
「こんな髪飾りで本当に合うかな…」
「オーダーしたけど、完成までが少し不安…」
そんなお気持ち、とてもよくわかります。
だからこそ、ajugaではご注文をいただいた時点から、”一緒に作品を育てていく気持ち”で制作に向き合っています。ご希望やイメージをしっかりとお伺いし、必要に応じて、制作途中のお写真や進捗もご連絡しています。
「こんなふうに進んでるんだ!」と、完成までの時間もワクワクして過ごしていただけるように。
そして、お渡しのときに
「わぁ、思った以上!」「頼んでよかった♡」と感じていただけるように。
一生に一度の大切な日を彩るものだからこそ、不安のない安心なやり取りを心がけています。
ajugaを選んでくださったお気持ちに、心から応えるために。
「ここなら間違いない」
そう思っていただける存在でいられるように、今日もひとつひとつ、丁寧にお作りしています。
おわりに
✿私の成人式の髪飾りは、兄からのプレゼントでした
私の成人式の髪飾りは、7つ年の離れた兄からのプレゼントでした。
成人式の着物が決まったあと、どんな髪飾りにしようかとショッピングモールを一人でぷらぷら歩いていたとき、ふと目に留まった髪飾りがありました。
一つは、濃いピンクの小さなお花に、上品なゴールドがさりげなくあしらわれた華やかなデザイン。
もう一つは、同じくピンクの小花に白いふわふわのファーがついた、やさしくて可愛らしい雰囲気の髪飾り。
どちらも可愛くて、それぞれに違った魅力があり、なかなか決められずにいました。
そんなとき、兄から「成人式のお祝い、何か欲しいものある?」と聞かれ、思い切ってこの髪飾りのことをお願いしました。一緒にお店へ行き、どちらにしようか迷っていると、「そんなに迷うなら、2つとも買えばいいじゃん」と、なんともあっさりと言ってくれて、結局、2つともプレゼントしてもらいました。
今、当時の写真を見返すと、「ちょっと髪飾りつけすぎじゃない?」なんて自分で思ったりもしますが(笑)、それも含めてとても良い思い出です。
あの時の髪飾りを見ると、今でもふわっと心があたたかくなります。成人式という特別な日を、優しい気持ちで包んでくれた兄の存在に、改めて感謝しています。
✿20年の時を越えて届いた、あの日の約束
去年の成人式は20年前の約束が叶った日。
当時、友達が「うちの子が成人式を迎える時は、髪飾りお願いね!」と軽い感じで頼んでくれていたんです。まさかそんな約束が、こんなにも長い時間を経て実現するなんて、その時は想像もしていませんでした。
そして、その子がいよいよ成人式を迎える年になり、私たちは一緒に髪飾りを作ることになりました。
最初は完成品を送る予定だったのですが、「せっかくだから一緒に作ろうよ!」と提案し、リモートでの制作レッスンを開催することに。
画面越しにおしゃべりを楽しみながら、時には昔の思い出話に花を咲かせて、ひとつひとつのパーツを丁寧に選び、心を込めて形にしていく時間は、本当にあたたかく、幸せなひとときでした。
出来上がった髪飾りは個性的なお着物に合わせた、とびきり個性的な髪飾りは、まさにその子自身の魅力を映し出しているようで。型にはまらない自由な発想が成人式をより華やかに彩り、主役である彼女の輝きを引き立てていました。
誰もが主役の成人式。その大切な日に、ajugaの髪飾りでお手伝いできたことは、私にとっても何よりの幸せです。
そして、このエピソードをInstagramに載せたところ、別のまだ中学生の友達の子どもから「私もajugaで作ってほしい!」と言ってもらえました。
こうして、一つの髪飾りが、たくさんのご縁を紡いでいくことの尊さを改めて感じています。
ajugaは、一人で営む小さな店です。
一度にたくさんの商品を作ることはできませんし、大々的なネット販売の体制も整っていません。
それでも、たくさんの方にajugaを知っていただきたい。
そして、ajugaのファンになっていただけたら嬉しい。そんな想いで日々向き合っています。
私にできることは、一つひとつの出会いを大切にしながら、心を込めて作品を作ること。
「もっと早くに知っていたらよかった」
そんな言葉をいただくたび、嬉しいような、ちょっぴり切ないような気持ちになります。
皆様の大切な日に間に合うように。
そして、ajugaを必要としてくださる方に、ちゃんと届くように。
これからも、ゆっくり、でも確かな歩みで続けていこうと思っています。

写真は友人の子供と愛犬。赤の大きなお花とタッセルがとても個性的
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